心のブログ 輝きのゆりかご
「 諸行無常 」
今回のテーマは ” 諸行無常 ” です。
みなさんも聞いたことはありますでしょうか。
普段は使わない言葉ですが辞典で調べると、
この世にある全ては常に変化し、移ろいゆくものであり、同じ状態にとどまらない……。 とあります。
なるほど、この世を的確に表現していますよね。
端的にいうと、時間の中で存在しているということです。
説明するまでもなく、わたしたちの身体も年をとればそれにともなって変化しますし、身に起こる出来事も一瞬のもので、その場に停滞するものはひとつとしてありません。
これらを理解したとしても、何か都合の悪い出来事に遭遇すると、続かないでほしい。
と願ったり、
嬉しかったりラッキーな事に出会うと夢なら覚めるな。
と思ったりしてしまうものです。
常に変化し続けるというのは、実にありがたい事なんだと
僕は感じています。
理由はこうです。
まず、一つ目のたとえをみてみましょう。
ある日突然、友人同士で作るグループからなんらかの理由により、
仲間外れにされてしまいました。
経験のある人ならわかると思いますが、これはとてもツラい出来事です。
しかしながら先程も言いましたように、
グループから外されたのは一瞬です。
その次からは ” グループを外された自分がいる ” という
出来事がスタートします。
この出来事については意味を持ちませんので、
今はひとまず置いて置いてください。
気なる方はこちらをお読みください。 関連テーマ → 「心って何?」
心は、仲間外れに対する負の感情が駆け巡ります。
負の感情を続けるか続けないかは、この事実をどう捉えるかです。
続けたくなければ、仲間外れを作るような人達と縁を切られてよかった。
とポジティブに解釈すればいい。
仮に、努力してもポジティブになれず、負の感情を続けてしまっても、時間が経てば悩みは徐々に小さくなってくるものです。
どちらにしても、刻一刻と状況はイヤでも変わります。
逆の例をもうひとつ見てください。
大好きでたまらない異性がいます。意を決して告白すると、なんとお相手も自分を好きでいてくれて、めでたく両思いでおつきあいする運びとなりました。
こんなラッキーな状況に、
もう死んでもいい! と言う人もいます。
(幸せの絶頂で死ぬ人はいませんが ……。)
こうなると、ケンカ別れしない限り関係は続くでしょう。
しかし、実際こうはいきません。
時間とともに心の変化がありますから。
心の変化は二人の邪魔をたびたびしてきます。
おつきあいの始まった時の新鮮さは時間の経過とともに薄れていき、
日常となってゆきます。
好きな人とずっと一緒に過ごしているのに、
幸せじゃないと感じる日がやってきても不思議ではありません。
もし毎日が幸せだったら、幸せという特別感がいったい何なのかが
分からなくなってしまいますよね。
続くものがいくら良いものでも、ずっと同じで変化がないとしたら、
逆に怖くないですか?
変化があって、苦楽もたまにあって、心はいろんな感情を体験してもらう。
なんと素晴らしいことでしょう。
というわけで、今日は ” 諸行無常 ” のありがたみを知っていただけたでしょうか。
変化を楽しめば
我が人生の喜びとなる
本日もご訪問ありがとうございました。
かずてる
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